四郷さんぽで、ノスタルジックな風を感じる
2018/04掲載
西日野駅で降りて四郷地区を散策すると、昔の面影を残すレトロな建物が点在しています。この辺りは幕末から近代にかけて製糸、製茶、醸造などの近代産業の発祥地として栄えました。
四郷郷土資料館は大正10年に建てられた、明治時代の建築様式を伝える洋風建築。地元の先覚者伊藤傳七が、巨額の資金を寄付し、四郷村役場として建てられたものが、今も残っているのだそうです。
現在は、市の有形文化財に指定され、四郷村の産業や郷土史を伝える資料館となっています。
大きな玄関ポーチや、3階建ての塔とその上にある屋根の形が特徴的で、そのハイカラな白い佇まいや石造りの階段に優雅さを感じます。
正面の立派な階段には採光性の高い大きな窓が。タイムスリップしたかのような気分です
(普段は1階のみ開放しているので階段は観覧のみ可能ですが、特別に上がらせていただきました。)
展示室にある展示物は触れられるものがほとんどで、昔の電話機を体験。
おばあちゃんの足踏みミシンを思い出し懐かしい。
これは古い金庫なんです。中身はなんでしょう?
酒造コーナーの使い込まれた道具たちに人や文化の歴史を感じます。
この地区には他にも、亀山製糸室山工場の跡地、神楽酒造など昔ながらの街並みが残っているそうです。
のんびり巡ってみるのも楽しそうですね!
【ナビゲーター/矢田百恵】
三重県四日市市出身
2016ミス・ユニバース 三重代表