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四日市あすなろう鉄道 > 弥次喜多気分でいただく和菓子

沿線の魅力発見 ちいさな電車旅

弥次喜多気分でいただく和菓子

2018/02掲載

小説「東海道中膝栗毛」の中で、主人公の弥次喜多の一人、弥次さんがまんじゅうの食べ比べをしたところが、四日市・日永の追分あたりになります。
江戸時代には、江戸と京都を結ぶ東海道のこの辺りは、宿場町の間に立つ「間の宿」と呼ばれ、旅人の休憩所として茶屋が建ち並び栄えていたそうです。
四日市には今でも和菓子屋さんが多いそうなので、甘いものが大〜好きな私は、当時に思いを馳せながら、和菓子をいただきたくなり、四日市あすなろう鉄道でお出かけ。
沿線にもたくさん和菓子屋さんがある中でどのお店へ行こうか迷いましたが、今回は「菊屋」さんへ行くことに。内部駅から徒歩10分程です。
「菊屋」さんは大正7年創業の老舗の和菓子屋さんです。

どんなお菓子があるか楽しみ…。

菊屋さんの中にある「滴水亭」では、お抹茶とともに、和菓子をいただくことができます。
こじんまりした空間にゆったりとした時間が流れ、ゆっくりと点てられたお抹茶の香りに包まれると、日常からちょっと離れとっても癒されます。

私は、看板商品の「采女の杖衝(うねめのつえつき)」をチョイス!
最中の中につぶあんと求肥が入っていて、最中の香ばしさとパリパリの食感、あんこの上品な甘さと求肥の柔らかさが全て絶妙のバランス。う~ん幸せ…。

ご主人が、「采女の杖衝(うねめのつえつき)」は、近所にある「杖衝坂」から名付けられた話を教えてくださいました。「杖衝坂」は、『日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が剣を杖の代わりにして坂を登った』という伝説がある急坂です。
この「采女の杖衝」には『縁起招福』の意味もあり、お手土産にも喜ばれるそうです。

また、5月から8月あたりは、「今夏(ココナツ)ぜんざい」、9月から4月あたりは「わらび餅」が人気なんだとか。
優しく穏やかそうなご主人、いろいろお話ししてくださり、ありがとうございました!

次回は、また他のお店を探して食べ比べもしてみたいな。

沿線の和菓子屋 岩嶋屋(あすなろう四日市駅から徒歩約18分)
菊屋本店(内部駅から徒歩約10分)
太白永餅 金城軒(あすなろう四日市駅から徒歩約18分)
東京堂(あすなろう四日市駅から徒歩約8分)
なが餅 笹井屋(あすなろう四日市駅から徒歩約15分)
紅屋(あすなろう四日市駅から徒歩約13分)
芳乃舎菓舗(あすなろう四日市駅から徒歩約8分)
夢菓子工房 ことよ(西日野駅から徒歩約9分)

【ナビゲーター/矢田百恵】
三重県四日市市出身
2016ミス・ユニバース 三重代表

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